東ティモール民主共和国向け無償資金協力贈与契約の締結

−安定した灌漑用水供給を通じたコメの増産支援−

2013年12月6日

署名をするジョゼ・ルイス・グテレス外務協力省大臣(左)と高田裕彦JICA東ティモール事務所長

国際協力機構(JICA)は、2013年12月6日、東ティモール民主共和国政府との間で「ブルト灌漑施設改修計画」を対象として14億9,900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)に締結しました。

本事業は、降雨量が少なく取水が不安定なティモール東北岸地域のブルト灌漑地区において、近代的取水施設および灌漑水路等を建設することで、安定した灌漑水供給を通じたコメ増産を図り、もって食糧自給達成に資することを目的としたものです。

東ティモールでは人口の70パーセント以上が地方・農村地域に居住しており、経済活動人口の70パーセント以上が農業セクターに従事しています。しかしながら、同国の農業は、粗放的で生産性も低く、同国の主食の一つである米の生産性は、2.5トン/ヘクタール前後と、隣国インドネシアの5.01トン/ヘクタール等に比較して非常に低くとどまっています。また、米の自給率は40〜50パーセントであり、同国の食糧安全保障および経済開発の実現のためには、米の生産拡大が課題となっています。

本事業により、ブルト灌漑地区における灌漑面積・コメの作付面積の拡大、単収量の増加が期待されています。同国の農業分野に対してJICAはこれまで、近隣地区で稲作に関する技術協力を実施するとともに、農業・灌漑政策アドバイザーの派遣や農業マスタープラン・灌漑開発計画策定支援を行ってきています。

【画像】