田中理事長がアフガニスタンへ二度目の訪問

2013年12月10日

田中明彦JICA理事長は、12月7〜8日、理事長就任後二度目となるアフガニスタンを訪問し、首都カブールで同国要人や国連アフガニスタン支援ミッション特別代表との面談、実施中のJICA事業の視察を行いました。

JICAの支援で舗装された生活道路で、街の女の子とあいさつ(右から2人目)

アフガニスタンでは、2014年4月に大統領選挙を迎え、同年末までには国際治安支援部隊(ISAF)が撤退するなど、政治・治安動向が注目されています。そのため、今後のJICA事業を安全に実施すべく、現地を訪問し政治・治安情勢に関する意見交換、事業の進捗状況の確認を行ったものです。

カブール市の首都圏開発計画推進プロジェクトの視察では、完成した二次幹線道路やコミュニティ道路の現場を訪問。コミュニティ道路では、住民自身による維持管理が容易に行えるようコンクリート舗装とした現場や、住民の発意により走行車両が速度を落とすための工夫として、段差を設置した箇所などを視察しました。視察の際には地元住民の歓迎を受け、たまたま現場に居合わせた少女からも感謝の言葉が述べられるという一幕もありました。その後のカブール市長との会談では、今後さらなる市職員の技能向上の必要性が強調されました。

結核等の感染症対策の分野では、2013年8月に完成したアフガニスタン・日本感染症病院を視察しました。日本はアフガニスタンにおいて1970年代より結核対策支援に取り組んできています。同行したアフガニスタン公衆衛生省のタリク副大臣は、同病院はアフガニスタンにおけるトップクラスの病院であり、アフガニスタン国民に対する保健医療サービスの向上につながると感謝の意を表明しました。

カブール国際空港では、12月に補修が完了する誘導路や駐機場を確認しました。ラスーリ空港長からは、カブール国際空港マスタープランに基づいた短期的・中期的な整備プロジェクトに対する日本の継続的な支援への高い期待が示されました。田中理事長は高いコンクリート壁と多くの警備員に囲まれた厳しい環境下で難しい工事を進めている日本の工事関係者を慰労しました。

工事の進む現場の視察や、関係者との意見交換を終え、田中理事長は8日、帰国の途につきました。