ミャンマー国向け無償資金協力贈与契約の締結

−道路整備機材整備を通じた少数民族地域の人々の生活向上を支援−

2014年2月20日

国際協力機構(JICA)は、2月20日、ミャンマー連邦共和国との間で「ラカイン州道路建設機材整備計画」を対象として、7億3,800万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)に締結しました。

署名式の様子

本計画は、開発が遅れているラカイン州において、道路建設機材を整備することにより、道路整備の促進を図り、もって同州における社会経済の活性化および住民生活の向上に寄与することを目的とするものです。

ラカイン州は、ミャンマー西部のベンガル湾沿岸に位置しており、ラカイン族をはじめとする少数民族が多く居住しています。同州では、長きにわたる紛争を経験し、近年もコミュニティ間で衝突が生じていることから、物流の基幹となる主要道路も劣悪な状態であるなど、ミャンマー国内で、道路等のインフラ整備が遅れている地域のひとつです。雨期においては、同州内のいたる場所で道路の冠水が発生するとともに、土砂災害や橋梁の流失も頻発するなど、州内の移動のみならず隣接地域とのアクセスも困難になります。そのため同州内における既存道路および橋梁の改修が喫緊の課題となっています。

本計画によって調達された機材により同州内の道路が約140キロメートル整備され、該当区間では時速25キロメートルだった車両の平均走行速度が、時速60キロメートルにまで改善される予定です。本計画により、ヒト・モノ・カネ等の流通が活発になり、同州の経済活動が活性化され、沿道を中心とする少数民族の人々の生活向上につながることが期待されます。

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