マラウイ国向け無償資金協力贈与契約の締結

−中等学校施設の拡充により、教育へのアクセス向上に貢献−

2014年3月18日

国際協力機構(JICA)は、3月17日、マラウイ共和国政府との間で「第三次中等学校改善計画」を対象として17億5,600万円の無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

署名式の様子

本事業は、マラウイの六つの教育管区のうち、特に中等学校の教室数不足が顕著な5管区の11校を対象に、施設の拡充整備および理科実験機材を含む教育関連機材の整備を行うことにより、対象地域における中等教育へのアクセスおよび学習環境の改善を図るものです。

マラウイは、1994年に初等教育を無償化した結果、初等教育就学者数が急増し、それに伴い中等教育就学者数も増加しています。しかしながら、中等教育就学者数の増加に応じた中等教育施設の拡充が十分に行われておらず、近年の総就学率は約20.3パーセント(2008年)〜約21.4パーセント(2011年)と停滞しており、深刻な教室不足が中等教育へ進学する上での阻害要因の一つとなっています。加えて、地方にある既存中学校の多くは、理科実験室等の基礎施設の不足や劣化が著しく、マラウイ政府が定める水準の教育を提供することが困難なため、基礎施設の整備を図ることが喫緊の課題となっています。

本事業は、2019年を目標に対象校の生徒総数を4,421人(2013年時点)から約5,400人まで増やすほか、一教室当たりの平均生徒数も85人(2013年)から50人(2019年)に改善させる計画です。また、本事業にて女子用トイレの整備が行われますが、これにより、女子の就学率向上が期待されます。JICAは、本事業に加え、教員養成施設整備および教員研修を行う資金協力や技術協力を組み合わせて実施し、同国の教育セクターを包括的に支援します。

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