ウガンダ共和国向け無償資金協力贈与契約の締結

−カンパラ首都圏の電力供給力を向上させ、増加する電力需要に対応−

2014年11月26日

マリア・キワヌカ財務・計画・経済開発大臣(右)と河澄恭輔JICAウガンダ事務所長

国際協力機構(JICA)は、11月25日、ウガンダ共和国政府との間で「クイーンズウェイ変電所改修計画」を対象として25億1,900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)に締結しました。

本事業は、過去の無償資金協力(1991〜1992年度)により建設された、首都カンパラ市のクイーンズウェイ変電所において、132/33kV(キロボルト)変電設備を増強し、コンパクトな変電所を実現できるガス絶縁開閉装置を導入します。これにより、市内中心部への電力供給力の向上を実現し、同市の経済活動および市民生活の改善を図ります。

近年ウガンダ共和国では、約7パーセントの高い経済成長を背景に、電力需要も年率10パーセント程度で増加しています。こうした状況を受け、ウガンダ政府は発電能力の増強を目指し、発電所の建設計画を進めていますが、送配電施設の整備は後手に回っています。特にカンパラ首都圏では、既存設備の運用に対する電力需要が逼迫(ひっぱく)しているにもかかわらず、土地の制約などから、変電設備の増強が進んでおらず、その結果として、停電が頻発するなど、行政や経済、市民の生活に悪影響を及ぼしています。

本事業により、土地制約の課題を克服するため、ガス絶縁開閉装置導入による増強を行い、カンパラ首都圏における132kV電圧階級の変電設備容量が120MVA(メガボルトアンペア)増加します(2014年実績値460MVA)。また、同首都圏の計画停電時間が改善される見込みです。JICAは、本事業に加え、有償資金協力「ブジャガリ送電線網整備事業」および「ナイル赤道直下湖周辺国送電線連結事業」を実施し、電力インフラ整備を通じて経済成長促進を支援しています。

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