マラウイ国向け無償資金協力贈与契約の締結

−国内最大級のテザニ水力発電所増設を通じた慢性的電力不足の解消−

2015年3月18日

署名後に握手を交わすジョージ・タパトゥラ・チャポンダ・マラウイ共和国外務・国際協力大臣(左)とJICA田中理事長

国際協力機構(JICA)は、3月18日、マラウイ共和国政府との間で「テザニ水力発電所増設計画」を対象として57億7,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、南部ブランタイヤ県にて稼働中のテザニ水力発電所の増設を行い、再生可能エネルギーの利用促進と電力供給能力の向上を図ることにより、マラウイの経済発展に寄与することを目的としています。

マラウイの東部一帯には四国の1.5倍にも及ぶ広大なマラウイ湖が広がり、豊富な水資源を有しています。他方、マラウイにおける電力供給量は288メガワットであり、最大電力需要347メガワットを下回っています。電力普及率も、約10パーセントとサブサハラアフリカ諸国の中でも極めて低いレベルです。さらに、全国レベルで停電が頻発しており、同国の産業発展と市民生活にとって大きな足かせとなっています。このような状況下において、同国の最大電力需要は毎年5パーセントずつ増加すると予測されており、マラウイにおける電力供給能力の向上は喫緊の課題となっています。

本事業は、テザニ水力発電所の電力供給能力を最大20メガワット増加させ、首都リロングウェや商業都市ブランタイヤを含む広範囲の電力不足解消に貢献します。JICAは、本案件に加えて水資源マスタープランの策定や中規模灌漑(かんがい)設備の管理能力強化を行う技術協力を組み合わせて実施しており、セクターを超え、マラウイの豊かな水資源を有効に活用する取り組みを支援しています。

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