スーダン共和国向け無償資金贈与契約の締結:首都郊外の病院の母子保健病棟を整備し、保健サービスを改善

2015年9月18日

国際協力機構(JICA)は、9月16日、スーダン共和国政府との間で「ハルツーム州郊外保健サービス改善計画」を対象として23億2,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、首都ハルツーム郊外のハルツーム州ウンバダ郡において、二次医療施設の母子保健病棟を整備することにより、同州の母子保健サービス改善を図るものです。

スーダンでは,長く続いた内戦の影響により、2005年の和平合意を経ても、医療施設や保健医療人材が依然として不足しており、保健医療水準が低い状況にあります。特に、母子保健指標に関しては、乳児死亡率 は1,000出生あたり57、妊産婦死亡率は10万出生あたり216(2013年)と非常に高く、その改善が課題となっています。また、ハルツーム州では、ダルフール等の紛争被災地からの人口流入により人口の増加が著しいため、州郊外を中心に、公的な保健サービスの不足が顕著となっています。

本事業により、同病院における分娩数や産前・産後ケアの受診者数を増加させことが可能となり、住民への母子保健サービスの供給を拡大し、質を向上させることが期待されています。JICAは本案件に加え、基礎保健医療サービスを拡充するための技術協力も開始する予定であり、これらを通じてスーダンの保健医療の改善を包括的に支援します。

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