ジンバブエ向け無償資金贈与契約の締結:灌漑開発により、小規模農家の生産性を向上

2015年11月10日

国際協力機構(JICA)は、11月9日、ジンバブエ共和国政府との間で「ニャコンバ灌漑事業のための灌漑開発計画」を対象として17億9,100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

ジンバブエでは、降雨量が雨季(11月〜4月)に集中し(100〜200ミリメートル/月)、乾季(5月〜10月)は、降雨量が著しく減少する(50ミリメートル以下/月)ことから、農業用水の安定的な供給に、灌漑が重要な役割を果たしています。しかし、同国の農地面積430万ヘクタールのうち灌漑農地面積は約20万ヘクタールで、このうち同国内の主食作物の生産を担う小規模農家が営農する灌漑農地はわずか3.5万ヘクタールです。こうした背景のもと、増加し続ける食糧需要に対応するため、小規模農家向けの灌漑開発が喫緊の課題となっています。

本事業は、小規模農家が、年間降水量600ミリメートル以下の雨季の天水一作を行うマニカランド州ニャコンバ灌漑地区において、灌漑施設を整備・改修することで、対象地域に安定的な灌漑用水の供給を図り、もって同地区の小規模農家の農業生産向上に寄与することを目的としています。

 JICAは、本案件に加え、灌漑開発管理に関する専門家を2012年より派遣しており、同国農業・機械化・灌漑開発省灌漑開発局の灌漑開発と維持管理および農村開発全般に関する技術支援に取り組んでいます。

【画像】

【画像】