サウジ開発基金と協力覚書に署名:中東・北アフリカ地域やイスラム諸国の経済安定化への協力促進

2016年9月1日

協力覚書交換式の様子

国際協力機構(JICA)は、9月1日、サウジ開発基金(Saudi Fund for Development: SFD)(注)と協力覚書(MOC: Memorandum of Cooperation)を締結しました。

同基金は、開発途上国における開発プロジェクトへの協調融資や、財政問題対応に必要な技術援助等のほか、サウジアラビア国内の非石油製品輸出業者の新市場開拓や市場シェア拡大のための資金支援や保証を目的として1974年に設立されました。現在、中東・北アフリカ地域やイスラム諸国を中心に88ヶ国で事業を展開しています。

本MOCの締結によって、今後JICAとSFDは対話・情報交換の促進を図り、双方が持つ知見を共有し、具体的な連携を検討していきます。

サウジアラビアはODA「卒業国」で、現在同国を対象としたODA事業は実施していませんが、周辺の中東湾岸諸国は引き続き多くのインフラや技術協力へのニーズを有しています。本MOCにより、JICAが中東・北アフリカ地域やイスラム諸国の支援に幅広い経験を有するSFDと新たなパートナーシップを構築することを通じて、今後、JICAの同地域での協力活動が多様な分野へと拡大し、一層推進されていくことが期待されます。

(注) サウジ開発基金(SFD)概要
総裁:アフマド・ビン・ファハド・ビン・アキール・アル・ハティーブ
所在地:サウジアラビア王国 リヤド
設立年:1974年
資本金:310億サウジリアル(約 8,277億円)(2015年12月現在)
職員数:約600人(2015年12月現在)