リベリア向け無償資金贈与契約の締結:首都モンロビア市における幹線道路改修により交通利便性の向上や物流の改善に貢献

2017年3月21日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月14日、モンロビア市にて、リベリア共和国政府との間で、「第二次モンロビア首都圏ソマリアドライブ復旧計画」を対象として52億2,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、モンロビア首都圏の幹線道路であるソマリアドライブの既存2車線道路の改修工事を実施するものです。なお、同事業は2008年〜2009年にJICAが支援した「モンロビア都市施設復旧・復興整備マスタープラン策定調査」の中で優先度の高い事業として提案され、リベリア政府が実施を決定したものです。

リベリアは、1989年から2003年まで内戦が続き、その間、幹線道路の多くが損壊しました。さらに、内戦の影響で道路維持管理も十分になされなかったため、内戦による物理的な被害を受けなかった道路も老朽化が進行しました。内戦終結後、幹線道路の改修が進められましたが、2014年に発生したエボラ出血熱の蔓延を受け、リベリア経済が一時停滞したため、エボラ出血熱収束後、リベリア政府は経済社会の復興に向けた経済安定復興計画を策定し、道路整備を優先課題として位置付けています。

本事業により、ソマリアドライブの走行台数が約60%増加し、貨物の輸送量も約50%増加するとともに、ピーク時の走行時間も現在約1時間要する区間で18分程度まで短縮することが見込まれます。これにより、モンロビア市内における交通の利便性が向上し、物流も改善されることが期待されます。

【案件基礎情報】
国名 リベリア共和国
案件名 第二次モンロビア首都圏ソマリアドライブ復旧計画(The Project for Reconstruction of Somalia Drive in Monrovia (Phase 2))
実施予定期間 工期47ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 公共事業省
対象地域・施設 モンロビア市、ソマリアドライブ
具体的事業内容(予定) (1)施設整備/機材調達
既存2車線道路の改修(全延長約13km)、排水路(約14km)、擁壁(約190m)、信号機15基および道路照明(約13km分)の整備
(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、施工監理、不発弾処理