金沢大学と包括連携協力協定を締結:北陸地方初の協定により、大学の知見とネットワークを活かした国際協力を促進

2017年3月21日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月21日、JICA本部(東京都千代田区)において、北陸地方では初となる大学との包括連携協力協定を金沢大学との間で締結しました。

途上国の開発課題が高度化・複雑化する中、国際協力の事業においても、理論面・実証面での知見を有する大学との連携は不可欠です。JICAは、大学との組織的、中長期的な連携を促進するため、包括連携協定の締結を進めています。

金沢大学は、「地域と世界に開かれた教育重視の研究大学」の理念のもと、国際貢献にも積極的に取り組んでおり、途上国からの留学生の受入れや教員の専門家としての現地活動等を通じ、JICAとの連携が年々深まっています。例えばフィリピンでは、JICAの草の根技術協力事業(注1)において、世界農業遺産(注2)である「イフガオの棚田」の持続的発展を担う現地体制を構築するために、金沢大学が能登、佐渡の自治体と協力し、人材育成や組織整備を支援しています。

本協定の締結により、国際協力における大学の知見とネットワークの活用が一層進展するとともに、金沢大学が国際協力の現場を教育に活用することで、将来の国際協力の担い手育成にもつながることが期待されます。

また、北陸地方初の協定として、企業・自治体も含めた同地方の国際協力の一層の活発化と、国際化推進の契機となり、ひいては、具体的な協力活動を通して地域の活性化にもつながることが期待されます。

(注1)
国際協力の意志持つ日本のNGO、大学、地方自治体および公益法人等の団体による開発途上国の地域住民を対象とした協力活動を、JICAが促進、助長する事業。

(注2)
伝統的な農業と、それに関連する土地利用、技術、文化風習、風景、生物多様性の保全を目的に、世界的に重要な地域を国連食糧農業機関(FAO)が認定するもの。能登の里山里海、佐渡の里山は2011年に認定。

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