ミャンマー向け無償資金贈与契約の締結:地方の中核病院の施設・機材整備を通じた保健・医療サービス向上を支援

2017年4月3日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、4月2日、ミャンマー連邦共和国のダウェイで、同国政府との間で「マグウェイ総合病院整備計画」を対象として、22億8,100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、マグウェイ地域の中核病院であるマグウェイ総合病院の既存敷地内に産婦人科病棟、新生児ユニット、救急部門、手術部門を含む新棟を建設し、必要な機材供与を行うことにより、同病院の医療サービスの向上を図り、もって国民の生活向上に寄与するものです。

マグウェイ地域(人口391.7万人)の中心都市マグウェイ(人口28.9万人)の市内にある中核病院であるマグウェイ総合病院では、施設・機材の破損や老朽化が進む一方、病床占有率は100%を超えるなど病床数も不足しており、患者の療養環境は劣悪な状況となっています。治療が完了しないまま退院を余儀なくされる患者や手術を受けることができない患者もいます。このような状況のもと、同地域における保健医療サービスの向上のため、同病院の施設・機材の整備は急務となっています。

本事業では、マグウェイ総合病院において、慢性的な病床数不足を解消すべく、産科と婦人科で合計100床と新生児ユニット20床を整備する計画です。また、外科、整形外科、産婦人科において、関連の施設及び機材を整備することで、適切な環境下での高度な手術及び緊急手術が可能となる他、同地域の人口増により想定される手術数の増加にも対応できる見込みです。これらの整備を通じて、本病院のマグウェイ地域の中核病院としての機能強化と提供する保健・医療サービスの改善が期待されます。JICAは、本事業に加え、保健システムや医学教育を強化するための技術協力を実施しており、今後も同国の保健・医療サービスの拡充を包括的に支援していきます。

【案件基礎情報】
国名 ミャンマー連邦共和国
案件名 マグウェイ総合病院整備計画
実施予定期間 35ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 ミャンマー保健スポーツ省
対象地域・施設 マグウェイ地域・マグウェイ総合病院
具体的事業内容(予定) 1.施設整備:新棟建設(救急部門、手術部門、ICU部門、中央材料滅菌部門、分娩部門、新生児部門、婦人科病棟部門、産科病棟部門)
2.機材調達:新棟への医療機材(人工呼吸器、超音波診断装置、保育器、移動式X線装置等)
3.コンサルティング・サービス:詳細設計、施工調達監理、(ソフトコンポーネントとして)機材の操作指導、機材台帳の活用や維持管理計画の策定等