モザンビーク向け無償資金贈与契約の締結:ナカラ回廊上の老朽化した3橋梁の架け替えにより物流の円滑化に貢献

2017年5月1日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、4月28日、マプトにて、モザンビーク共和国政府との間で、「カーボデルガード州国道三百八十号橋梁整備計画」を対象として、34億1,900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、モザンビークとマラウイを結ぶナカラ回廊におけるカーボデルガード州国道380号線上の3つの橋梁を改修することで、同地域内の物流の円滑化を図り、周辺地域の経済活性化及び地域住民の生活改善に寄与するものです。

モザンビーク最北部とナカラ回廊地域を南北に縦断する国道380号線は、同国東西に延びるムトゥワラ回廊とナカラ回廊の2回廊を連結する役割を担うとともに、同国北部のインド洋ロヴマ沖の天然ガス開発を進めるうえでの重要なアクセス道路でもあります。他方、同路線上の橋の多くは仮設橋で大型車両の通行が困難であるうえ、メサロ川流域にかかるメサロI橋、メサロIII橋、マプエデ橋は、雨期になると川の水流が橋を越え、通行できなくなる期間が生じるなど、当該地域の物流に支障をきたしています。また、これら3橋は、特に雨期に川の水流が橋を越えることによる橋梁の損傷や老朽化により、落橋の危険性もはらんでいます。

本事業でメサロI橋、メサロIII橋、マプエデ橋(合計350m)を架け替えることにより、水流による橋の通行阻害がなくなるとともに、大型車両の通行が可能となり、国道380号線が結ぶ各地の間の移動時間が大幅に短縮されることが見込まれます。これにより、ナカラ回廊地域の南北の物流網が改善され、周辺地域における交易の活性化及び地域経済の開発が促進されることが期待されます。

【案件基礎情報】
国名 モザンビーク共和国
案件名 カーボデルガード州国道三百八十号橋梁整備計画(The Project for Construction of Bridges on N380 in Cabo Delgado Province)
実施予定期間 工期42ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 モザンビーク道路公社
対象地域・施設 カーボデルガード州国道380号線のメサロI橋、メサロIII橋およびマプエデ橋
具体的事業内容(予定) (1)施設整備
対象区間の3橋梁(合計約350m)の架け替え工事
(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、施工監理