カンボジア・シハヌークビル港湾公社の一部株式を取得:長年の支援をさらに強化し、カンボジアの貿易促進に貢献

2017年6月8日

6月8日、シハヌークビル港湾公社(Port Authority of Sihanoukville)がカンボジア証券取引所に上場し、国際協力機構(JICA)は、新規公開株式のうち戦略投資家への割当分を取得しました。

カンボジアで唯一の大水深港であるシハヌークビル港は、日本が長年支援してきた港です。JICAは、同国の内戦終結後初となる有償資金協力案件として、1999年に「シハヌークビル港緊急リハビリ事業」を供与したことを皮切りに、有償資金協力、無償資金協力、技術協力を通じて、同港のインフラ整備及び運営能力強化を継続的に支援してきました。

カンボジアの堅調な経済成長に支えられ、同港のコンテナ貨物取扱量は急増しており、2020年にはコンテナ貨物需要が68万TEU(注)に達する見込みであることから(JICA試算)、現状50万TEUである取扱能力の向上が喫緊の課題となっています。今回の株式上場によりシハヌークビル港湾公社が調達する資金は、クレーンの増設やオフドックヤードの整備等、取扱能力向上のために充てられる予定です。

JICAは、今回の出資を契機にシハヌークビル港湾公社への支援を強化し、港湾運営の効率化、国際競争力の向上、経営能力の改善を通じて、カンボジアの貿易促進に貢献していきます。

(注)TEUは、20フィートコンテナ個数に換算した貨物量。