ケニア向け無償資金贈与契約の締結:ナイロビ市中心部の道路整備により交通渋滞の緩和に貢献

2017年7月5日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、7月4日、ケニア共和国の首都ナイロビにて、同国政府との間で、「第二次ウゴング道路拡幅計画」を対象として26億8,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、首都ナイロビ市の西部と市中心部を結ぶウゴング道路の拡幅及び信号機や照明等の設備整備を通じて、ウゴング道路の交通渋滞の緩和を図り、ナイロビ市内の流通円滑化に寄与するものです。

ナイロビ市は、1999年には214万人だった人口が2015年には423万人へと16年間で約2倍に増加し、登録車両も毎年増加していることに伴い、市内の交通量が急増しています。本事業の対象であるウゴング道路もナイロビ市の幹線道路の一つであり、朝夕のピーク時には通勤・通学の交通が集中し、片側1車線の現行の道路では容量が不足しており、平均走行速度が時速10キロメートル以下になる区間もあります。

本事業により、対象区間において、1車線当たり1.3倍以上の交通量(台/日、年平均)が通行可能となり、現在約40分である所要時間が7分以内に短縮されることが見込まれます。また、地域住民の市街地への通勤における時間的・金銭的負荷(乗合バスにおける渋滞時の追加運賃)の削減や、渋滞緩和による排気ガス排出量や騒音の削減といった効果も期待されます。

なお、JICAは、「ウゴング道路拡幅計画」(2012年6月G/A締結)により、同幹線道路沿いの約2.6kmを対象として、上下線分離式の4車線化を支援しており、本事業によりナイロビ市中心部の更なる交通渋滞緩和に貢献します。

【案件基礎情報】
国名 ケニア共和国
案件名 第二次ウゴング道路拡幅計画(The Project for Dualling of Nairobi-Dagoretti Corner Road C60/C61 (Phase 2))
実施予定期間 工期36ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 ケニア都市道路公社
対象地域・施設 ナイロビ市ウゴング道路
具体的事業内容(予定) (1)施設整備/機材調達
既存道路改修及び4車線への拡幅(ダゴレッティ交差点近郊からキリマニ交差点近郊間約3.4km)、歩道・自転車道整備、信号機設置(4交差点)、道路照明(158本)
(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理