サモア独立国向け無償資金贈与契約の締結:ヴァイシガノ橋を架け替え、災害に強い幹線道路の確保と輸送力強化に貢献

2017年7月27日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、7月27日、サモア独立国首都アピアにて、同国政府との間で、「ヴァイシガノ橋架け替え計画」を対象として18億600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、首都アピア市内の幹線道路上に位置するヴァイシガノ橋を、大型の自然災害にも耐えうる新橋に架け替えるものです。

20世紀初頭に鋼橋として建設され、1953年にコンクリート橋に再建された同橋は、首都アピア市と同国唯一の商港であるアピア港や、ファガリ空港をつなぐ主要幹線道路上に位置しており、アピア市のあるウポル島の道路ネットワークにおいて,重要な橋梁として位置付けられています。

現在、同橋は老朽化とともに、塩害により鉄筋腐食やコンクリート剥離といった損傷が進んでおり、2002年以降、大型車の通行が禁止されています。とりわけ、2012年の大型サイクロン「エヴァン」の影響による劣化が著しく、現状を放置すると落橋の可能性があるとされており、現橋梁の架け替えが喫緊の課題となっています。

本事業により同橋を架け替えることにより、サイクロン等の自然災害に強い幹線道路が確保されるとともに、大型車の通行が可能になることで、輸送力の強化に貢献することが期待されています。

【案件基礎情報】
国名 サモア独立国
案件名 ヴァイシガノ橋架け替え計画(The Project for Reconstruction of Vaisigano Bridge)
実施予定期間 工期40ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 サモア陸運局
対象地域・施設 ヴァイシガノ橋(アピア市内)
具体的事業内容(予定) (1)施設整備
新橋建設(75m)、取付け道路整備(片側1車線ずつの2車線、425m)、海岸及び上流護岸整備、道路照明、現橋(約75m)の撤去
(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理