ブルキナファソ向け無償資金贈与契約の締結:バイパス道路の整備により貿易円滑化と地域経済統合の促進に貢献

2017年8月21日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、8月18日、ワガドゥグにて、ブルキナファソ政府との間で、「ワガドゥグ東南部タンソババイパス道路改善計画」を対象として58億100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、ブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて、バイパス道路の東南部区間(タンソバ大通り、約7キロメートル)を全面改修し、バイク専用レーン等を新設することにより、都市交通及び物流ネットワークの改善を図り、域内の貿易円滑化と地域経済統合の促進に寄与するものです。

内陸国であるブルキナファソは、物流の80%以上を道路輸送に依存しており、ワガドゥグは、周辺のギニア湾沿岸国及び内陸国を繋ぐ国際回廊の結節点として非常に重要な機能を担っています。このため同国政府は、首都圏のバイパス整備等を通じた大都市における交通事情の改善を優先課題の一つに掲げています。

本事業の対象区間は、付近にトーゴのロメ港やニジェールに至る回廊およびガーナのテマ港を結ぶ回廊の起点があることなどから、ワガドゥグにおける環状バイパス道路の中でも最も交通の集中する区間となっています。しかしながら、1990年の完成以来、全面的な改修がなされたことはなく、表層や路肩の損傷が激しく、また排水側溝の整備が不十分なため降雨時に車道が冠水するなど、円滑な交通に支障を来たしています。加えて、大型車両から二輪車まで様々な車種の車輌が混在して通行する中、二輪車の通行が非常に多いため、バイパス道路としての機能性を高めるためには、バイク専用レーンの設置が必要となっています。

本事業により、一日当たりの年平均交通量(バイクを除く)が14,000台から37,000台に増加し、同道路を通過する一日当たりの年平均貨物量も4,500トンから6,900トンに増加することが見込まれます。また、一日当たりの年平均旅客人数も、2倍以上の約92,000人に増加すると予想されます。

JICAは、本事業に加え、ブルキナファソ及びコートジボワール、ガーナ、トーゴの4ヵ国を対象とした「西アフリカ成長リング回廊整備戦略的マスタープラン策定プロジェクト」を実施中であり、域内の産業振興、関税同盟強化支援や連結性強化のためのインフラ整備等を通して、同地域の持続可能な開発を包括的に支援します。

【案件基礎情報】
国名 ブルキナファソ
案件名 ワガドゥグ東南部タンソババイパス道路改善計画(Project for Improvement of the southeastern Tansoba bypass in Ouagadougou)
実施予定期間 工期46ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 インフラ省規格・技術調査・監理局
対象地域・施設 ワガドゥグ東南部、タンソババイパス道路
具体的事業内容(予定) (1)施設整備/機材調達
本道幅員の改修(片側2車線)及びバイクレーンの新設(片側1車線)(約7.0km)、道路排水施設の整備等

(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理