モザンビーク向け無償資金贈与契約の締結:変電所改修により首都の電力供給の改善に貢献

2017年8月25日

握手を交わす署名者

国際協力機構(JICA)は、8月24日、マプトにて、モザンビーク共和国政府との間で、「送変電網緊急改修計画」を対象として13億9,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、モザンビークの首都マプト近郊におけるインフレネ変電所を改修することにより、首都を含む同国南部の電力系統への電力供給の向上・安定化を図り、もって地域住民の生活向上及び経済活動の促進に寄与するものです。

モザンビークは、1992年の内戦終結以降、高い経済成長を遂げており、マプトのある南部を中心に電力需要が増加しています。しかしながら、既存の変電所は稼働開始後30年以上が経過し、変電設備の老朽化による故障が相次いでいます。そのため頻繁に停電が発生し、マプトにおいても半日以上停電が続くこともあります。マプト近郊は、今後も人口増加や経済活動の活発化等を背景に電力需要の急増が見込まれていることから、南部の既存の電力系統を強化し、電力供給の効率化・安定化を早期に図っていく必要があります。

本事業により、インフレネ変電所の変電設備容量が約1.4倍に増加し、停電が減少するとが期待されます。JICAは、本案件に加え、「電力マスタープラン策定プロジェクト」によりモザンビーク全土を対象にした電力マスタープランの策定を支援しており、引き続き、同国の安定的な電力供給を実現するための包括的な支援を行っていきます。

【案件基礎情報】
国名 モザンビーク共和国
案件名 送変電網緊急改修計画(The Project for Emergency Rehabilitation of Transmission Network)
実施予定期間 工期30ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 電力公社
対象地域・施設 マプト市インフレネ変電所等
具体的事業内容(予定) (1)機材調達
マプト市インフレネ変電所の容量拡充:275キロボルト開閉設備(一式)、
275/66/11キロボルト 250メガボルトアンペア変圧器(一式)、66キロボルト開閉設備(一式) 等
※インフレネ変電所の既設4基の内、最も緊急性の高い変圧器1基が対象。
マプト市配電レベル変電所の容量拡充:66/33キロボルト 20メガボルトアンペア移動式変電所(一式)

(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達監理