ギニア向け無償資金贈与契約の締結:小中学校の建設により、子供たちの学習環境改善に貢献

2017年10月5日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、10月4日、首都コナクリにて、ギニア共和国政府との間で、「第二次首都圏周辺地域小中学校建設計画」を対象として19億1,300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、教室不足が深刻であるコナクリにおいて、小中学校の建設及び教室家具等の整備を行うことにより、対象地域における小中学校教育へのアクセス及び教育の質の改善に寄与するものです。

ギニアでは、初等教育および中等教育の総就学率は近年向上しているものの、それぞれ84.5%(2015年)、38.0%(2014年)と、依然として改善が必要となっています。その要因の一つとして、首都への人口流入に伴う就学者数の増加に対し、小中学校の整備が追い付いていないことが挙げられます。特にコナクリにおいては、就学者数の著しい増加により教室の過密度合が深刻で、一教室当たりの標準生徒数(48名)の倍以上の生徒が学習している教室もあります。さらに、学校数の不足を補うため授業を二部制で行うところが多く、授業時間を十分に確保できない状況も発生しています。

本事業により、コナクリで小学校9校約123教室、中学校3校約63教室が増設もしくは新設され、約8,900名の生徒を新たに受け入れられるようになることが見込まれます。これにより、教室の過密度合が緩和され、二部制で授業を行う必要もなくなることで、学習環境が改善されることが想定されます。また、男女別のトイレ棟の整備により、女子生徒が学校に通いやすくなるとともに、十分な教室家具の整備により教育環境が改善されることで、教育の質の向上にも寄与することが期待されます。

【案件基礎情報】
国名 ギニア共和国
案件名 第二次首都圏周辺地域小中学校建設計画(The project for construction of primary and secondary schools in urban areas Phase II )
実施予定期間 工期39ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 初等中等教育・識字省
対象地域・施設 コナクリ市
具体的事業内容(予定) (1)施設整備/機材調達
【施設】既存小学校8校における約105教室及び既存中学校2校における45教室の増設、小学校1校(約18教室)及び中学校1校(約18教室)の新設、これら小中学校における管理棟、トイレ棟の整備
【機材】上記小中学校における黒板、生徒用机椅子、教員用机椅子、収納棚等の整備

(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理、(ソフトコンポーネントとして)学校運営維持管理及び衛生改善にかかる技術指導