ジブチ向け開発計画調査型技術協力討議議事録の署名:地熱発電のための試掘能力強化を支援

2017年10月6日

10月6日に掲載した本ニュースリリースについて、記載内容に誤りがありましたので、訂正の上、お詫びいたします。
【誤】ODDEGが保有する発電設備は・・・
【正】ジブチ電力公社が保有する発電設備は・・・

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、10月5日、ジブチ市にて、ジブチ共和国政府との間で、開発計画調査型技術協力「地熱開発試掘プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本事業は、ジブチ国内の地熱開発地帯における試験井戸の試掘を通じて、同国における地熱開発の方針決定に必要な情報を得ると共に、試掘の管理、貯留層モデルの構築及び地熱資源の評価についての協力をジブチ地熱開発公社(ODDEG)に対して行うことにより、ODDEGの地熱開発技術の向上を図るものです。

ジブチでは、大規模な経済開発の進展に伴い、今後、2025年にかけ年間約5%の電力需要の増加が見込まれています。一方、電力供給の66%を隣国エチオピアからの輸入に依存し、また、ジブチ電力公社が保有する発電設備は全て発電コストの高いディーゼル発電施設であるため、安価かつ安定した電源の確保が課題となっています。

こうした中、ジブチ政府は1,000MWの発電能力の潜在性があると言われている地熱資源を開発するため、2014年に大統領府直下の機関としてODDEGを設立しました。JICAは2014年から「ジブチ国地熱開発のための情報収集・確認調査」などを通じ、地熱開発に有望な地域を絞り込み、地表調査を進めてきました。

本技術協力は、日本の地熱開発に関する経験と技術への高い期待のもと、ジブチ政府から日本政府に支援要請されたプロジェクトです。本プロジェクトにおいてジブチの地熱開発技術者の能力強化を図ることで、同国の地熱開発が促進され、自国電源による電力の供給量増加や安定確保に寄与することが期待されます。

JICAは本案件に加え、地熱開発における様々な人材(地熱開発事業の幹部、地熱資源エンジニア、掘削管理者)の育成を目的とした研修を実施しています。さらに、「資源の絆プログラム」や2013年のアフリカ開発会議(TICAD V)で発表されたアフリカの若者の留学制度「ABEイニシアティブ」等の長期研修を通じた高度な地熱開発人材の育成を進め、同国の経済成長に向けた支援を実施していきます。

【案件基礎情報】
国名 ジブチ共和国
案件名 地熱開発試掘プロジェクト
実施予定期間 2018年4月〜2021年4月
実施機関 ジブチ地熱開発公社
対象地域 ハンレ・ガラバイス地域
具体的事業内容(予定) 地熱資源開発のための試掘実施能力および資源評価能力の向上を図る