エジプト向け無償資金贈与契約の締結:教育・研究用機材整備を通じてエジプト日本科学技術大学における実践的な教育を強化

2017年12月19日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、12月18日、エジプト・アラブ共和国政府との間で「第二次エジプト・日本科学技術大学教育・研究機材調達計画」を対象として9億9,300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、エジプト、アレキサンドリア県ボルグ・エル・アラブ市に位置する、エジプト日本科学技術大学(E-JUST: Egypt-Japan University of Science and Technology)において、2017年9月に開設された工学部の教育・研究用機材を整備するものです。

エジプトでは日本人の技術力や勤勉性、規律・協調性が高く評価されており、そのような人材を育む日本式教育を導入したいという希望が同国政府より寄せられていました。そうした中、2016年2月のエルシーシ大統領訪日時に、エジプトの教育システム全体に対して日本の教育の特長を活かした包括的な支援を行う「エジプト・日本教育パートナーシップ(EJEP)」が両国間で締結されており、本事業もEJEPの枠組みの下、実施されます。

E-JUSTは高等教育セクターの教育・研究能力の向上に貢献するものであり、JICAは2016年7月に贈与契約を締結した「エジプト・日本科学技術大学教育・研究機材調達計画」を通じ、今年9月に設立された工学部の基礎科学・工学用機材等の供与を行っています。

本事業は、同計画の第二フェーズとして、応用工学用機材等を調達するもので、エジプトの高等教育分野、特に科学技術分野の発展、アフリカ・中東全体の科学技術研究・教育の質の向上に効果が及ぶことが期待されています。

また、JICAは、E-JUSTの工学系大学院及び学部設立、大学運営能力強化や研究指導等、同校の教育・研究基盤の強化に資する技術的な支援も行っており、引き続きEJEPの下、就学前教育から基礎教育、技術教育、高等教育に至るまで、エジプトの教育システム全体に対して日本の教育の特徴を生かし、本事業を含む包括的な支援を継続していきます。

これらの支援を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)ゴール4(質の高い教育の確保)に加え、ゴール8(持続可能な経済成長及び生産的な雇用の促進)、ゴール9(持続可能な産業化及びイノベーションの促進)にも貢献します。

【案件基礎情報】
国名 エジプト・アラブ共和国
案件名 第二次エジプト・日本科学技術大学教育・研究機材調達計画
実施予定期間 工期23ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 エジプト日本科学技術大学
対象地域 エジプト日本科学技術大学
具体的事業内容(予定) (1)機材調達
E-JUST工学部8学科用教育・研究用機材(応用工学用機材、各学科専用機材等)の供与
(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達監理