インド向け無償資金贈与契約の締結:日本の技術を活用した高度道路交通システムの整備により交通渋滞の緩和に貢献

2018年1月24日

1月24日に掲載した本ニュースリリースについて、案件名の一部に誤りがありましたので、訂正の上、お詫びいたします。(2018年1月25日)
【誤】「ベンガルール中心地区高度交通情報・管理システム計画」
【正】「ベンガルール中心地区高度交通情報及び管理システム導入計画」

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、1月24日、デリーにて、インド政府との間で、「ベンガルール中心地区高度交通情報及び管理システム導入計画」を対象として12億7,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、インドのカルナタカ州ベンガルール都市圏において、日本の優れた技術である交通情報システムや信号制御システムなどを統合した「高度道路交通システム」(Intelligent Transport Systems: ITS)機器を導入することにより、交通渋滞の緩和に寄与するものです。

本事業の対象地域であるベンガルール都市圏では、近年人口が大幅に増加し、今後も堅調な増加が見込まれています。人口増加に伴い市内の交通量も増加の一途を辿っていますが、公共交通インフラの整備が十分進んでいないことから交通渋滞が深刻な問題となっています。特に通勤時間帯には激しい渋滞が発生し、経済活動にも支障が生じています。そのため、市内中心部では、既存の道路交通インフラを有効活用し交通渋滞の緩和を促進することが重要課題のひとつとなっています。

本事業では、交通情報提供や信号制御により渋滞等の交通問題解決に貢献するITSを導入し、既存の道路のキャパシティをより有効に活用できるように支援します。これにより、通勤時間帯(午前9時から10時)の対象交差点(注1)において、最大渋滞長及び平均渋滞長の30%短縮、平均走行(旅行)速度の13%上昇が見込まれます。交通渋滞が緩和されることにより、当該地域における都市環境の改善及び経済成長の促進につながることが期待されます。

(注1)最大渋滞長及び平均渋滞長については、対象交差点全29ヵ所のうち、渋滞が顕著な7ヵ所において試算

【案件基礎情報】
国名 インド
案件名 ベンガルール中心地区高度交通情報及び管理システム導入計画(The Project for Implementation of Advanced Traffic Information and Management System in Core Bengaluru)
実施予定期間 工期23ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 カルナタカ州都市交通局(Directorate of Urban Land Transport : DULT)
対象地域・施設 カルナタカ州ベンガルール都市圏
具体的事業内容(予定) (1)施設整備/機材調達
【機材】交通管制センター機材一式、ベンガルール市中心部の交差点29ヵ所における交通管制機器(センターシステム(1式)、プローブシステム(1式)、渋滞長計測システム(12ヵ所、72基)、交通量計測システム(8ヵ所、16基)、可変情報システム(3基)、インターネットを通じた情報提供システム(1式)、信号システム(29交差点))

(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達監理
ソフトコンポーネントとして、交通情報システム・信号システムの運用・管理指導等