パキスタン向け無償資金贈与契約の締結:空港保安機材の整備により、主要国際空港の一層の安全強化に貢献

2018年3月28日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月27日、イスラマバードにて、パキスタン・イスラム共和国政府との間で、「第二次空港保安強化計画」を対象として23億9,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、パキスタンの主要国際空港(イスラマバード、カラチ、ファイサラバード、ムルタン)において、空港保安機材等を整備することにより、利用者の安全強化に寄与するものです。

パキスタンは、国内外にイスラム教宗派間や、民族・部族間の対立を抱えており、テロ対策の強化が課題となっています。空港の管理者である民間航空庁は、2015年に「国家航空政策」を発表し、空港の保安対策強化に努めており、また治安当局の対応強化等によりパキスタン国内で発生するテロ事件数は年々減少傾向にありますが、空港は物流と人の移動を担う経済活動の拠点であり、主要国際空港における保安強化は喫緊の課題となっています。特に本事業の対象空港では、旅客数の増加等に伴い、受託手荷物・機内持ち込み手荷物の検査レベルや保安体制をさらに改善することが必要となっています。

本事業により、主要空港において、国際要件に準じた手荷物、車両等の検査を行うことが可能となり、危険物等の検出精度を高め、空港利用者の安全強化に貢献すること期待されます。

【案件基礎情報】
国名 パキスタン・イスラム共和国
案件名 第二次空港保安強化計画(The Project for Improvement of Airport Security (Phase 2))
実施予定期間 42ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 民間航空庁
対象地域・施設 新イスラマバード国際空港、カラチ国際空港、ファイサラバード国際空港、ムルタン国際空港
具体的事業内容(予定) ① 施設整備/機材調達
受託手荷物・機内持ち込み手荷物検査装置、乗用車・大型貨物車X線検査装置等
② コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達監理