アフガニスタン向け無償資金贈与契約の締結:UNOPSとの連携によりカブール市の道路整備を支援

2018年4月23日

国際協力機構(JICA)は、4月23日、国連プロジェクトサービス機関 (UNOPS)との間で、「カブール市南東部地区アクセス改善計画(UNOPS連携)」を対象として12億5,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、アフガニスタンの首都カブール市の南西部・東部間を結ぶ既存道路の拡幅・改修や橋梁の新設、並びに交差点の整備を行うことにより、市内交通混雑の解消と物流の活性化を図り、同国の経済開発に寄与するものです。

1999年に約200万人であったカブール市中心部の人口は、2017年に400万人を上回っており、今後も増加が見込まれます。これに比例し、交通量は増加の一途をたどっていますが、道路・橋梁インフラの整備が追いていません。特に、同市の幹線道路網は、市中心部へ交通が集中する放射状になっており、カブール市を東西に通過する交通も市中心部を通りますが、道路幅も狭いため交通混雑が深刻で、スムーズな都市交通と物流ネットワークの弊害となっています。

本事業により、カブール市南西部から東部を繋ぐ道路で交通混雑が解消され、カブール市と主要都市間の道路交通の改善、物流改善による地域の安定、首都圏に居住する住民生活の改善に資することが期待されます。
JICAは、本案件に加え、道路の建設、維持管理能力強化を行う技術協力を組み合わせて実施しており、カブール市の道路整備、維持管理を包括的に支援しています。

【案件基礎情報】
国名 アフガニスタン・イスラム共和国
案件名 カブール市南東部地区アクセス改善計画(UNOPS連携)(the Project for Improvement of Access in the South-East Area of Kabul City)
実施予定期間 24ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 カブール市、UNOPS
対象地域・施設 カブール市内
具体的事業内容(予定) ① 約1.7kmのマスラフ道路の整備及び拡幅工事
② 新マクロヤン橋(約50m)の建設工事
③ アブドル・ハク広場の環状交差点(約200m)の整備