ウガンダ向け円借款貸付契約の調印:ナイル川に架かる新橋の建設を通じて国際回廊の整備を支援

2018年4月27日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、4月26日、ウガンダの首都カンパラにて、ウガンダ共和国政府との間で、「ナイル架橋建設事業」を対象として新たに49億1,800万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。本事業に対する円借款総額は141億1,600万円となります。

本事業は、カンパラから約80km東のジンジャ県に位置し、ケニアのモンバサ港からカンパラへと続く北部回廊上を流れるナイル川に、新しい橋梁及びアクセス道路等を建設するものであり、ウガンダにおける北部回廊の輸送能力を増強し、安全な交通を確保することを目的としています。本件に係る貸付資金は橋梁やアクセス道路の建設及びコンサルティングサービスに充当されます。

東アフリカの内陸に位置するウガンダでは、主にケニアのモンバサ港を通じて輸出入が行なわれており、北部回廊はウガンダの物流にとって非常に重要な道路です。現在、ジンジャ県におけるナイル川の通行には、1954年に建設された橋梁(ナルバレ橋)が利用されていますが、老朽化、橋幅の狭さ等のため、円滑で安全な交通の障害となっています。モンバサ港とカンパラ間の交通量は今後も増加すると予測されており、新しい橋を建設し、円滑で安全な交通を確保することは急務となっています。

本事業完成2年後の2020年には、2008年と比較して1日3.3万人の旅客数、5万トンの貨物量の増加等が見込まれており、輸送能力の改善に大きく貢献することが期待されます。

JICAはこれまでも、カンパラ市中心部の交通渋滞緩和を目的とする円借款「カンパラ立体交差建設・道路改良事業」(2015年9月L/A調印、貸付限度額:19,989百万円)を実施中、幹線道路整備を支援する円借款(世界銀行との協調融資)「アティアク−ニムレ間道路改修事業」(2010年3月L/A調印、貸付限度額:3,395百万円)を実施済であり、今後も、同国の持続的な経済成長に向けた取り組みを効果的に支援する方針です。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
ナイル架橋建設事業(Construction of a New Bridge Across River Nile at Jinja Project) 4,918* 0.01 0.01 40 10 一般アンタイド

*2010年度に9,198百万円を限度とする円借款貸付契約に調印済。

2.事業実施機関
ウガンダ国家道路公社(Uganda National Roads Authority)
住所: Plot 3-5 New Port Bell Road, UAP Business Park, P.O. Box 28487 Kampala, Uganda
TEL: +256-312-233100

3.今後の事業実施スケジュール(予定)
(1)事業の完成予定時期: 2018年10月(施設供用時をもって事業完成)
(2)コンサルティング・サービスにかかる招請状送付予定時期:雇用済
(3)本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:契約済