ウガンダ向け円借款貸付契約の調印:送変電網の整備により首都カンパラの電力事情の改善に貢献

2018年4月27日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、4月26日、ウガンダの首都カンパラにて、ウガンダ共和国政府との間で、「カンパラ首都圏送変電網整備事業」を対象として136億5,900万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、カンパラ首都圏における電力供給の安定化と信頼性向上のため、220kV変電所の新設及び既存132kV変電所の増強、並びに市内送電網の増強と災害緊急用の移動用変電所の配備を行うものです。本件にかかる貸付資金は、変電所新設・増強、送電網増強に係る土木工事、移動用変電所の調達及びコンサルティングサービス(基本設計、入札補助、施工監理)に充当されます。

カンパラ首都圏は、約350万人の人口を有し、主要な電力需要地であるものの、送変電設備の増強が進んでおらず、過負荷状況による事故停電が頻発している状況です。ウガンダ政府は、無償資金協力「クイーンズウェイ変電所改修計画」(2014年11月G/A締結)等により当面の電力需要に対処してきていますが、近年の人口増加や経済成長による電力需要の増加に伴い、2020年には再び電力需要が供給能力を超えると予測されています。ウガンダ政府も送変電分野の開発計画(Grid Development Plan 2014-2030)において、首都圏の送変電能力強化を最も優先度が高い事業に位置付けており、送変電網整備は喫緊の課題となっています。

本事業による送変電設備の整備により、2030年の電力需要に対応可能な供給能力の確保が見込まれており、停電の発生軽減や商業用電力の安定供給など、カンパラ首都圏の電力状況の改善に大きく貢献することが期待されます。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
カンパラ首都圏送変電網整備事業(Kampala Metropolitan Transmission System Improvement Project) 13,659 0.01 0.01 40 10 一般アンタイド

2.事業実施機関
ウガンダ送電公社(Uganda Electricity Transmission Company Limited)
住所:Address: Plot 10, Hannington Road, Nakasero, P.O.Box 7625, Kampala, UGANDA
TEL:+256-414-233433 / +256-414-233434、FAX : +256-414-341789

3.今後の事業実施スケジュール(予定)
(1) 事業の完成予定時期: 2022年2月(施設供用開始時をもって事業完成)
(2) コンサルティング・サービス(基本設計等)にかかる招請状送付予定時期:2018年5月
(3) 本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:調達パッケージ名:パッケージ1(カワラ変電所増強、132kV送電線の増容量化、新ムコノ変電所建設等)(仮称)(Package 1(Kawala Substation Strengthening, 132-kilovolt Transmission Line, New Mukono Substation Construction))(tentative name)
予定時期:2019年4月