ヨルダン向け無償資金贈与契約の締結:廃棄物処理能力の強化により難民が多く居住する北部地域における衛生・生活環境の改善に貢献

2018年5月2日

国際協力機構(JICA)は、5月1日、アンマンにて、ヨルダン・ハシェミット王国政府との間で、「北部シリア難民受入地域廃棄物処理機材整備計画」を対象として16億3,100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、ヨルダンにおいてシリア難民を多く受け入れている北部地域を対象に、処理能力が不足している廃棄物の中継基地及び最終処分場にごみ圧縮装置等の機材の整備を支援するものです。

ヨルダンは、約66万人のシリア難民を受け入れており、本事業の支援対象地域には、約30万人のシリア難民が居住しています(国連難民高等弁務官事務所2017年9月時点)。これら地域では、難民流入による人口増加に伴い、ごみの発生量が増加していますが、廃棄物処理機材の不足や老朽化により、ごみの収集・処理・処分能力が十分でなく、不法投棄や野焼きの増加等に繋がっています。結果、環境汚染や衛生面等で様々な問題が生じ、地域住民の生活環境の改善が課題となっています。

本事業を通し、廃棄物処理能力の向上を図ることにより、地域の環境・衛生状況が改善され、人々の生活環境の向上が期待されます。
JICAは同国北部地域において老朽化した配水管網の更新・新設にも取り組んでおり、引き続き、シリア難民を多く受け入れているヨルダンへの支援を通じて、同国や地域の安定維持に貢献していきます。

【案件基礎情報】
国名 ヨルダン・ハシェミット王国
案件名 北部シリア難民受入地域廃棄物処理機材整備計画(The Project for Improvement of Waste Management Equipment in Northern Region Hosting Syrian Refugees)
実施予定期間 33ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 ヨルダン・ハシェミット王国自治省
対象地域・施設 北部地域(イルビッド県、マフラック県、アジュルン県、ザルカ県、バルカ県、ジェラシュ県)(人口:約459万人)
具体的事業内容(予定) 具体的事業内容(予定):
(1)機材調達
ごみ圧縮装置4台、ブルド-ザー6台、ごみ圧縮装置用の運搬車両24台等の廃棄物処理関連機材
(2)コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達監理