JICA開発大学院連携、始動:安倍首相スピーチで紹介

2018年6月14日

国際協力機構(JICA)は、今年秋から、国内の大学と共に、JICA開発大学院連携(JICA Program with Universities for Development Studies (JProUD))を開始します。

JICA開発大学院連携は、6月11日に開催された第24回国際交流会議「アジアの未来」晩さん会でのスピーチにおいて、安倍晋三首相から教育と知の交流を進めるプランとして大きくとりあげられ、紹介されました。また、日本政府が推進する「明治150年」関連施策の一つに認定されています。

JICA開発大学院連携は、開発途上国の未来と発展を支えるリーダーとなる人材を日本に招き、欧米とは異なる日本の近代化の開発経験と、戦後の援助実施国(ドナー)としての知見の両面を学ぶ機会を提供するものです。高度成長期の公害等、日本の失敗の経験も含め、伝えていきます。日本が大きな体制変革を遂げ、世界に向かって扉を開いた明治維新から150年にあたる本年の秋から開始します。

趣旨に賛同する大学とJICAが連携し、開発途上国から来日した人材が、大学の学位課程の中で専門分野の教育・研究に加え、日本の開発経験(日本の近代化の経験や戦後の途上国との国際協力の知見)について英語で学ぶプログラムを提供します。これにより途上国の人材が、日本の開発経験を含む専門知識を身に着け、帰国後に母国の発展に効果的に役立ててもらうことを狙いとしています。

各連携大学においては、4つの領域(政治・法領域、経済領域、社会開発領域、科学技術・イノベーション領域)で、既存学位課程をベースとして、日本の開発経験及びODAの知見に関し学ぶ機会(カリキュラム)を、JICAの人材育成事業により来日する開発途上国の人材に提供します。JICAは、日本の開発経験の理解促進のための日本の政治・行政・経済・社会等の現状について学ぶ導入講座として、短期集中型(7日間程度)のプログラムを提供します。