JICA関係者がタイ国王より勲章を受章:洞窟遭難事故における捜索・救出活動を支援

2018年9月10日

授賞式の模様

9月7日、タイにおいて、6月にタムルアン洞窟で発生した遭難事故における捜索・救出活動を支援した国際協力機構(JICA)関係者3名が、国王ラーマ10世より「ディレククンナポーン勲章」を受章しました。

受章したのは、捜索・救出活動の支援のために現地入りした三宅繁輝JICAタイ事務所次長など日本人3名です。「ディレククンナポーン勲章」は1991年に故ラーマ9世によって創設された、タイ王国及び国民に対し顕著な奉仕のあった人物に授与される国家勲章であり、今回はこのうち勲五等(Member of the Most Admirable Order of Direkgunabhorn)に叙されました。

ラーマ10世肖像とプラユット首相を囲む受賞者(提供:タイ外務省)

今回受章した3名は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、電源開発株式会社(J-POWER)、衛星測位システムに関するJICA専門家(国土地理院より出向)の協力のもと、洞窟内の貯留水・泥水の効率的な排水方法にかかる技術的助言を行いました。この他、「だいち2号」による最高画質の衛星データを活用したレーダー地形図の提供、過去に日本からタイへ供与されたポンプ車(クボタ社製)の現地への派遣等、日本チームが一丸となって、タイ政府による捜索・救助活動を支援しました。

7日に首都バンコクのタイ王国政府迎賓館で開催された勲章授賞式に、3名は各国の受章者と共に参加。プラユット首相などタイ政府関係者、佐渡島志郎駐タイ特命全権大使など関係国の大使・関係者が臨席する中、勲章が授与されました。

JICAは、今回遭難者が全員無事に救出されたことは、タイ、世界各国、日本の関係者が総力を結集して捜索・救出活動にあたった結果成し遂げられたものと考えております。全ての関係者への敬意を表するとともに、日本国内の皆様から寄せられた多くの励ましの声に対し、改めて厚く御礼申し上げます。