ルワンダ向け無償資金贈与契約の締結:変電所および送配電設備の整備・拡充により首都キガリ市の電力供給安定化・効率化に貢献

2018年9月20日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、9月19日、ルワンダ共和国政府との間で「第三次変電及び配電網整備計画」を対象として26億3,500万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、首都キガリ市に位置するガソギ変電所及び付随する送配電設備を整備・拡充することにより、同市の電力供給の安定化・効率化を図るものです。

ルワンダでは、近年の年間約8パーセントの急速な経済成長を背景に、電力需要も年間10%以上の割合で増加しており、電力需要に対して供給が追い付いていない状況が続いています。またキガリ市の電力消費量は、同国全体の電力消費量の約64パーセントを占めていますが、電力消費量に見合った送配変電設備への投資が不足しています。そのため、設備の老朽化による送電ロスが20パーセント以上にのぼり、安定的な電力供給に課題を抱えています。不安定な電力供給は同市の経済活動や人々の日常生活にも大きな支障をきたしていることから、同市内の配電網整備および変電所の容量増強が急務となっています。

本事業により、変電所及び送配電設備が整備・拡充されることで、電力損失の低減とより安定した電力の供給が図られることが想定されます。また、キガリ市の電化率が向上、経済活動が促進されるのみならず、教育や医療福祉分野等における活動の充実にも貢献することが期待されます。

【案件基礎情報】
国名 ルワンダ共和国
案件名 第三次変電及び配電網整備計画(The Project for Improvement of Substations and Distribution Network Phase 3)
実施予定期間 24ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 エネルギー開発公社
対象地域・施設 キガリ市・ガソギ変電所
具体的事業内容(予定) 【施設】
制御室建屋、変電設備基礎
【機材調達】
(1)ガソギ変電所:変圧器(15メガボルトアンペア、110キロボルト/15キロボルト、2式)、開閉設備(110キロボルト、2式)、配電盤(15キロボルト、1式)等
(2)送配電線:既設送電線から変電所への引き込み送電線(110キロボルト、亘長約0.2キロメートル)、配電線(15キロボルト、2ルート、亘長計約20キロメートル)
【コンサルティングサービス】
詳細設計、入札補助、調達監理