ルワンダ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:灌漑水管理能力の向上を支援

2018年9月28日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、9月27日、キガリにて、ルワンダ共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「灌漑水管理能力向上プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本事業は、ルワンダ東部県及び南部県の灌漑地区において、灌漑施設管理移管(Irrigation Management Transfer:IMT)(注1)の実施手順や、灌漑水利組合の支援体制の構築・制度化を図ることにより、灌漑地区の管理能力向上を支援するものです。

ルワンダでは全人口の約70%が農業に従事しており、同国政府は国家開発計画の中で農業を重点分野の1つとし、農業生産性の向上と農民の収入の安定化を優先課題としています。
灌漑開発可能な土地が約59万ヘクタール(注2)であるのに対し、実際に灌漑が行われている面積(灌漑面積)は5.4%に過ぎず、灌漑面積を増加させることにより、天水依存型農業からの脱却を目指しています。中でも同国東部及び南部県は、低湿地が広がり灌漑開発のポテンシャルは高いとされています。

同地域では、無償資金協力によりンゴマ及びルワマガナの灌漑施設建設に関する協力を実施しており、本事業によってこれまでのJICAによる協力との相乗効果が図られるとともに、同地域での灌漑地区管理モデルが定着し、将来的に他地域へ波及することが期待されます。

(注1)ルワンダ政府はこれまで、政府主体で実施していた灌漑施設の維持管理の、農民主体の水利組合への移管を実施中
(注2)ルワンダ灌漑マスタープラン(2010)による推計

【案件基礎情報】
国名 ルワンダ共和国
案件名 灌漑水管理能力向上プロジェクト
実施予定期間 2019年3月〜2024年3月
実施機関 農業・動物資源省 ルワンダ農業庁 水利組合支援ユニット
対象地域 東部県(ルワマガナ郡及びンゴマ郡)及び南部県から1県を対象とする
具体的事業内容(予定) (1)IMTの実施手順、灌漑水利組合の支援体制(役割分担を含む)、支援内容及びモニタリング手法の明確化
(2)モデル地区における灌漑水利組合の組織強化
(3)モデル地区における灌漑施設の維持管理能力強化
(4)モデル地区における水管理能力強化
(5)モデル地区における営農改善