インド向け円借款貸付契約の調印:日本発の可変速揚水発電で再生可能エネルギー導入を促進

2018年11月2日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、11月2日、デリーにて、インド政府との間で、「トゥルガ揚水発電所建設事業(第一期)」を対象として294億4,200万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、西ベンガル州内に可変速設備を備える揚水発電所を新たに建設し、ピーク時の発電能力を増強すると共に、電力供給安定のための調整を容易にし、同州における産業発展および生活水準の向上に寄与するものです。

揚水発電は、夜間などの電力消費が少ない時間帯に上部ダムに水を汲み上げ、需要ピーク時に落水して発電させる、巨大な蓄電池としての機能を持つ発電方式です。中でも、日本で開発された可変速揚水発電は、発電量が変化しやすい再生可能エネルギーとの相性が良いとされています。

事業の詳細は以下の通りです。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
トゥルガ揚水発電所建設事業(第一期)(Project for the Construction of Turga Pumped Storage (I) ) 29,442 1.50 0.01 30 10 一般アンタイド

2.事業実施機関
西ベンガル州配電公社(West Bengal State Electricity Distribution Company Limited)
住所:Vidyut Bhavan, Block-DJ, Sector-II, Bidhannagar, Kolkata – 700091
TEL:+91-33-2359-3313

3.今後の事業実施スケジュール(予定)
(1)事業の完成予定時期:2027年5月(全ての発電機の試運転完了時をもって事業完成)
(2)コンサルティング・サービス(詳細設計等)にかかる招請状送付予定時期:2019年1月
(3)本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:
調達パッケージ名:土木工事パッケージ(Civil Works)
水門・鉄管工事パッケージ(Hydro Mechanical Equipment)
予定時期:2020年9月

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