ナイジェリア向け無償資金贈与契約の締結:変電所改修により最大都市ラゴスの電力供給の安定化に貢献

2018年11月26日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、11月23日、ナイジェリア連邦共和国政府との間で「ラゴス変電設備緊急復旧・増強計画」を対象として23億4,900万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業は、同国最大都市であるラゴス市(人口約900万人、2006年国勢調査)を抱えるラゴス州に位置するアパパロード変電所の復旧・増強を図るものです。これにより、ラゴス州の電力供給の安定化および持続的な経済・社会発展の促進に寄与します。

本事業で対象となるアパパロード変電所は、ナイジェリアの総輸入量の約40%の貨物を扱う同国最大港湾であるラゴス港を含む港湾施設や周辺産業地域および一般家庭に電力を供給しています。ラゴス港では、船舶の安全航行用夜間照明や冷凍設備、クレーン機材等を稼働させるために、安定的な電力供給が必要ですが、同変電所の変電容量はその電力需要に追いついていません。また、設備の老朽化や維持管理不足、送電系統の脆弱さ等により周辺産業地域の商業施設や一般家庭でも停電が頻発しており、経済活動や市民生活への影響が大きくなっています。そのため、同変電所の老朽化した設備を更新するとともに、送電系統を増強することが急務となっています。

本事業により、配電先需要家1軒あたりの停電時間が年間800時間以上減少すると見込まれています。これにより、経済活動の活性化や市民生活の改善に寄与することが期待されます。

【案件基礎情報】
国名 ナイジェリア連邦共和国
案件名 ラゴス変電設備緊急復旧・増強計画(The Project for Emergency Rehabilitation and Reinforcement of Lagos Transmission Substations)
実施予定期間 46ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 連邦電力・公共事業・住宅省およびナイジェリア送電公社
対象地域・施設 ラゴス州・アパパロード変電所
具体的事業内容(予定) (1) 施設整備/機材調達
132/33キロボルト変圧器(60メガボルトアンペア、2台)、132キロボルト GIS(ガス絶縁開閉装置)一式、変電所建屋(約1,076 平方メートル)等
(2) コンサルティングサービス
詳細設計、入札補助、調達監理