ボリビア向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:農産物のフードバリューチェーン振興を支援

2019年1月28日

国際協力機構(JICA)は、1月21日、ラパスにて、ボリビア多民族国政府との間で、技術協力プロジェクト「サンタクルス県インクルーシブ・フードバリューチェーン振興プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本事業は、サンタクルス県において、県生産開発局の能力強化と、生産者の市場志向型農業の能力強化を支援することにより、農畜産物のフードバリューチェーンの振興を図るものです。

サンタクルス県は同国内で最も農業・畜産業が盛んな県ですが、生産・集荷・加工基盤が脆弱であることに加え、非効率な流通システムや販路・市場情報の不足等の課題を抱えています。そのため、同県の農畜産品は十分な競争力を持たず、国内市場では外国産品が大量に流通しています。また、従来の政策や同地域への支援では、生産能力強化に重点が置かれ、生産から加工・流通・販売・消費までを視野に入れたフードバリューチェーンの振興への本格的な支援は実施されてきませんでした。

日本は1970年代から継続的に、同県の農業生産能力・流通を支援しており、それらを土台として、市場のニーズを反映した付加価値の高い農畜産物の生産から消費までをつなぐノウハウが求められています。
本事業では、フードバリューチェーンの関係者の中でも利益を得にくい生産者や、適切な情報を得にくい消費者らも巻き込んでインクルーシブなフードバリューチェーンの振興をはかることで、国内外市場におけるサンタクルス県の農畜産物の競争力向上を目指します。

【案件基礎情報】
国名 ボリビア多民族国
案件名 サンタクルス県インクルーシブ・フードバリューチェーン振興プロジェクト
実施予定期間 2019年5月~2024年4月
実施機関 サンタクルス県生産開発局
対象地域 サンタクルス県
具体的事業内容(予定) フードバリューチェーン関係者によるプラットフォームの設立、現地や日本での研修、生産・加工・流通改善のための技術指導を通じ、サンタクルス県の農畜産物の価値を最大化するための生産開発局・販売業者・生産者等関係者の能力強化を図る。