ジブチ向け地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)討議議事録の署名:発展的・持続可能な水資源管理技術の確立に関する研究を支援

2019年3月11日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月10日、ジブチにて、ジブチ共和国政府との間で、地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)(注1)「ジブチにおける広域緑化ポテンシャル評価に基づいた発展的・持続可能水資源管理技術確立に関する研究」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

ジブチは、年間降水量が50~200mm程度であり、夏季の最高気温が40℃を上回る等、自然環境が非常に過酷な国です。このためジブチでは、食料のほとんどを輸入に頼っていることから、貧困削減や食料自給率向上等の問題解決が必要であり、同国政府は持続可能な水資源管理を政策重点項目としています。

本案件は、ジブチの乾燥地において効率的かつ持続可能な水資源の利用・管理手法を確立することにより、広域水資源ポテンシャル・緑化ポテンシャルマップの作成技術の開発・共有を図り、同国の緑化可能地域への持続的農業・緑化モデルの提案に寄与するものです。

(注1) 地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS:Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)とは、環境・エネルギー、生物資源、防災および感染症等をはじめとする地球規模課題に対応し、開発途上国の自立的、持続的な発展を支えるため、日本と開発途上国の大学・研究機関等が連携し、新たな技術の開発・応用や新しい科学的知見獲得のための共同研究を実施するものです。これにより、課題解決を進めるとともに、開発途上国の大学・研究機関等の研究水準の向上と総合的な対処能力の強化を行うことを目指しています。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名:ジブチ共和国
案件名:ジブチにおける広域緑化ポテンシャル評価に基づいた発展的・持続可能水資源管理技術確立に関する研究
実施予定期間:2019年6月から2024年5月を予定(計60ヵ月)
実施機関:ジブチ大学
関連機関:ジブチ調査研究センター、農業水産牧畜海洋資源省、高等教育科学技術省
対象地域:ジブチ国全土
国内協力機関:東京農業大学、京都大学、長崎大学、秋田大学、(株)地圏環境テクノロジー、(株)オリエンタルコンサルタンツグローバル
具体的事業内容:
(1) 水循環シュミレーションモデルシステム整備
(2) 緑化ポテンシャル評価手法や農地化ポテンシャル評価手法開発
(3) パイロットファームにおける持続可能な営農方法の実証
(4) 荒廃地緑化手法の開発
(5) 持続的農業・緑化モデルの普及・広報