ベトナム向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:サイバーセキュリティ対応能力を強化

2019年3月12日

国際協力機構(JICA)は、3月8日、ハノイ、ベトナム社会主義共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「サイバーセキュリティに関する能力向上プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

サイバーセキュリティを取り巻く環境は、世界的に急速に変化しており、そのリスクは年々甚大化し、グローバル化しています。多くの国において、国家の重要インフラ(交通、エネルギー、医療、ファイナンス等)に対するサイバー攻撃が現実味を帯びた懸念となっており、特にサイバー攻撃への予防策が十分でない途上国にとっては、サイバーセキュリティの確保は国家的課題となっています。

ベトナムでは、政府機関や組織の情報システムが脆弱性を抱えており、サイバーセキュリティ上のリスクが高いことが明らかになってきています。近年では各種のサイバー攻撃(フィッシング攻撃、ウェブサイト改ざん、マルウェア感染、DoS/DDoS攻撃など)が増加傾向にあることに加え、特定の機関や個人を狙うAPT攻撃(Advanced Persistent Threats)も増加しており、社会的・経済的な被害が広がっています。

このような状況のもと、本事業はベトナム政府情報通信省に対し、サイバーセキュリティ対応能力の向上を支援することを通じて、ベトナム政府全体のサイバー攻撃耐性の向上に貢献するものです。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ベトナム社会主義共和国
案件名 サイバーセキュリティに関する能力向上プロジェクト
実施予定期間 30ヵ月
実施機関 情報通信省
対象地域 ハノイ
具体的事業内容(予定) サイバーセキュリティの対応能力向上のため、セキュリティ品質管理能力、事前・事後対応型サービス能力の強化を図る。