インドネシア向け円借款貸付契約の調印:生活環境改善に貢献、同国初の大規模下水処理施設の導入を支援

2019年7月11日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、7月11日、ジャカルタにて、インドネシア共和国政府との間で、「ジャカルタ下水道整備事業(第6区)(フェーズ1)」を対象として総額金額:309億8,000万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、ジャカルタにおいて初となる高度な大規模下水処理施設の建設及び下水管渠(かんきょ)の整備を支援することにより、適正な下水処理を促進し、住民の生活・衛生環境の改善及び水環境保全に貢献します。

事業の詳細は以下の通りです。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
ジャカルタ下水道整備事業(第6区)(フェーズ1) 30,980 1.3 0.01 25 7 一般アンタイド

2.事業実施機関
公共事業・国民住宅省(Ministry of Public Works and Housing)
住所:JI, Pattimura No.20, Kebayoran Baru, Jakarta 12110
TEL:+62-21-7397754、 FAX:+62-21-7395226

3.今後の事業実施スケジュール(予定)
(1)事業の完成予定時期:2026年6月(施設供用開始時をもって事業完成)
(2)コンサルティング・サービス(詳細設計等)にかかる招請状送付予定時期:2019年9月
(3)本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:
   調達パッケージ名:土木パッケージ(Civil Works Package)
   予定時期:2022年5月