ヨルダン向け無償資金贈与契約の締結:貿易港へのX線検査装置の導入によりセキュリティ対策能力を強化

2019年8月1日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は7月31日、アンマンにて、ヨルダン・ハシェミット王国政府との間で、「アカバ税関治安対策強化計画」を対象として17億300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

アカバ港はヨルダン唯一の港で、同国の貿易の中心地です。隣接するシリア、イラクの情勢悪化により両国との国境が一時期閉鎖された結果、アカバ港の物流量は大きく増加しました。イラク国境は2017年、シリア国境は2018年に閉鎖解除されましたが、物流量の回復には至っておらず、また近年の貿易量の増加に伴いアカバ港では今後も更なる物流量の増加が見込まれます。他方、アカバ税関での貨物の検査体制は不十分であり、同税関の検査機能の強化は喫緊の課題となっています。

本案件は、ヨルダン南部アカバ港にX線検査装置を導入することにより、アカバ港の税関における治安対策能力の向上を図りヨルダン国内及び周辺地域の安定化に寄与することが期待されています。
                                             
案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ヨルダン・ハシェミット王国
案件名 アカバ税関治安対策強化計画(The Project for the Enhancement of Customs Security at Aqaba)
実施予定期間 27ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 財務省税関局
対象地域・施設 アカバ県アカバ税関
具体的事業内容(予定) ①機材調達
固定式X線検査装置4台、可搬式X線検査装置1台
②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達監理

 

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