JICAがインパクト投資の運用原則に署名:社会・環境に対するインパクト投資推進に向け、日本初の加盟

2019年8月27日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、8月26日、国際金融公社(International Finance Corporation: IFC)(注1)長官来日の機会をとらえ、IFCが策定したインパクト投資(注2) の運用原則(Operating Principles for Impact Management)に署名しました。

この原則は、2019年4月に策定され、経済的便益のみならず、社会・環境に対するインパクトに関心を有する企業・機関への投資の要件を示すものです。この原則が広く共有されることで、経済的なリターンを追求すると同時に、測定可能な社会・環境へのプラスのインパクト実現に貢献する投資が推進されることが期待されます。今回、JICAが日本で初めて加盟することとなり、今後、日本の金融機関の加盟が促されることも期待されます。

JICAは、これからも民間セクターに対する支援を通じて、SDGs達成に積極的に貢献していきます。

(注1)国際金融公社:世界銀行グループの一員。途上国の民間セクターへの支援に特化した世界最大規模の国際金融機関。世界約100か国の民間企業との協力を通じて、極度の貧困を撲滅し、繁栄の共有を促進するための支援を実施している。

(注2)インパクト投資:社会的事業を行う企業、組織、ファンドへ投資することにより、社会的成果と財務的リターンの両立を目指すもの。