第7回アフリカ開発会議(TICAD7:The Seventh Tokyo International Conference on African Development)が横浜で開幕:アフリカに躍進を!ひと、技術、イノベーションで

2019年8月28日

【画像】8月28日、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)が横浜で開幕します。TICAD7首脳会合は8月28日~30日にかけて、安倍総理、エルシーシ・エジプト大統領を共同議長に、各国首脳を含むアフリカ各国代表団、TICAD共催者であるアフリカ連合委員会(AUC)、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行のリーダーに加え、100名を超える日本・アフリカ双方のビジネスリーダー、国際機関、先進・新興国、援助機関、市民社会、研究者などが一堂に会し、アフリカの開発について議論します。

1993年に東京で第1回が開催されたTICAD。今回は6年ぶりの日本での開催になります。初めてアフリカのケニアで開催された2016年のTICADVIでは、アフリカの好調な経済成長と高い人口増加率を背景に、アフリカでのビジネス振興の可能性が大きく注目されました。以降、日本企業のアフリカへの関心はさらに高まり、アフリカへの進出事例も確実に増加しています。

今回のTICAD7では「科学技術イノベーション」が重要なテーマとなっています。近年、世界的にモバイル、クラウド、AI等のテクノロジーが浸透する中、ICTを活用したイノベーションでアフリカの社会課題を一足飛びに解決しようとする取り組みが生まれています。携帯を利用したモバイルマネーの普及やGPS/ドローンを活用した物資の宅配など、アフリカ独自の新しいビジネスモデルが既に実用化されており、今後のアフリカ開発やビジネスの可能性を高め、SDGs達成に貢献するカギとして注目されています。

TICAD7ではこれらの動きを踏まえ、以下の3つの重要課題を中心に議論がなされる予定です。
(1)民間セクターの育成とイノベーションを通じた経済構造転換とビジネス環境・制度改善
(2)人間の安全保障のための強靭かつ持続可能な社会の推進
(3)平和と安定

JICAは、アフリカでの現場経験と知見を踏まえた具体的な提言を通じ、TICADプロセスに貢献していきます。8月27日より30日までの4日間にわたって、約30件のサイドイベントを、TICAD7本会議場となるパシフィコ横浜及びインターコンチネンタルホテルヨコハマグランド等で開催するほか、各国・各機関ハイレベルとの面談も実施します。また、他の機関・団体が主催する10件を超えるイベントに共催・協力・後援します。

詳細は、「アフリカひろば」に掲載しているイベント情報などもご参照ください。