ドミニカ国向け無償資金贈与契約の締結:ハリケーンの被害を受けた水産施設の修復等を通し、水産業の復興・振興に貢献

【SDGsロゴ】1海の豊かさを守ろう

2019年10月10日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、10月9日、ドミニカ国の首都ロゾーにて、同国政府との間で、「ロゾー及びマリゴットにおける水産の建物及び機材整備計画」を対象として10億7,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、2017年9月に同国を襲った過去最大規模のハリケーン・マリアにより被害を受けた、ロゾー水産コンプレックス及びマリゴット漁港における建物の修復、強靱性強化、機材の交換・更新等を行うことにより、水産施設としての水産物の保存・加工機能復旧を図るものです。本案件により、ドミニカ国における水産業の復興・振興に寄与することが期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール14に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ドミニカ国
案件名 ロゾー及びマリゴットにおける水産の建物及び機材整備計画(Project for the Rehabilitation of Fishery Buildings and Equipment in Roseau and Marigot)
実施予定期間 29ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 ドミニカ国農業・食料・水産省水産局
対象地域・施設 ロゾー水産コンプレックス及びマリゴット漁港
具体的事業内容(予定) ①施 設整備/機材調達
【施設】
1)ロゾー水産コンプレックス:水産センター棟、外構設備
2)マリゴット漁港:全棟の屋根防水、市場・管理棟、漁民ロッカー/便所棟、漁船修理場、ワークショップ棟、岸壁・防波堤コンクリート
【機材】
1)ロゾー水産コンプレックス:製氷冷蔵庫設備、漁獲物処理/加工機材、水産物品質検査機材、ワークショップ機材、教育用機材、データ処理装置、2トン冷凍車1台、ワークボート1隻
2)マリゴット漁港:魚函、台秤、無線機
② コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工・調達監理