コートジボワール向け無償資金贈与契約の締結:モデルとなる母子保健に特化した病棟を整備し、同国の母子保健サービスの改善に貢献

2019年10月28日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、10月25日、アビジャンにて、コートジボワール共和国政府との間で、「大アビジャン圏母子保健サービス改善のためのココディ大学病院整備計画」を対象として41億6,300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、大アビジャン圏にあるココディ大学病院母子保健棟及び保健医療機材を整備することにより、同大学病院の母子保健サービスの改善を図るものです。本案件により、同大学病院がコートジボワールにおける母子保健サービスの拠点として、全国の医療施設の指導的役割を果たすことが期待されています。

なお、本案件の詳細設計のため、2019年3月に、1億2,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結済です。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 コートジボワール共和国
案件名 大アビジャン圏母子保健サービス改善のためのココディ大学病院整備計画 (The Project for the Development of the University Hospital Center of Cocody for the Improvement of Maternal and Child Health Care Services in Greater Abidjan )
実施予定期間 43ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 保健公衆衛生省施設機材局、ココディ大学病院
対象地域・施設 大アビジャン圏ココディ大学病院のリファラル対象医療圏
具体的事業内容(予定) ① 施設整備/機材調達
ココディ大学病院母子保健棟等の建設、胎児心音ドップラー、超音波診断装置等の整備
② コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理、(ソフトコンポーネントとして)機材維持管理に係る技術指導等