バングラデシュ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:料金システム統合により、公共交通の利用を促進

【SDGsロゴ】1住み続けられるまちづくりを

2019年10月30日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、2019年10月29日、ダッカにて、バングラデシュ人民共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「ダッカ市都市交通料金システム統合のためのクリアリングハウス(注)設立プロジェクトフェーズ2」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本事業は、円借款事業で整備されるMRT6号線をはじめとするダッカ市内公共交通の料金システムを統合することを支援します。公共交通の料金システムが統合されることにより、ユーザーが乗り換え時に新たに乗車券を買う必要がなくなり、利便性が大幅に向上します。これにより、ダッカ市における移動手段の公共交通への転換促進を目指します。本事業はSDGs(持続可能な開発目標)ゴール11に貢献します。

(注)クリアリングハウスとは、徴収した料金を乗客利用実績に応じて各交通事業社に分配するシステム。一般的に、複数の事業者が運営する公共交通で共通の交通系ICカードが利用可能となるためには、各公共交通がクリアリングハウスに接続されることが必要。

【案件基礎情報】
国名 バングラデシュ人民共和国
案件名 ダッカ市都市交通料金システム統合のためのクリアリングハウス設立プロジェクトフェーズ2
実施予定期間 36ヶ月
実施機関 ダッカ都市交通調整局、ダッカ都市交通会社
対象地域 ダッカ市及び周辺の地域
具体的事業内容(予定) ダッカ市内の公共交通の料金システムを統合するためのクリアリングハウスとMRT6号線を接続し、さらにクリアリングハウスの運営組織能力強化支援を行う。