ブータン向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:デジタル製作技術とオープンイノベーションの導入を通じた新たな技術教育モデル開発を支援

【SDGsロゴ】産業と技術革新の基盤をつくろう

2019年12月6日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、12月5日、ティンプーにて、ブータン王国政府との間で、技術協力プロジェクト「デジタルものづくり工房(ファブラボ(注))による技術教育・普及促進プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本案件は、ブータン王立大学科学技術カレッジにファブラボを設置し、デジタル製作技術とオープンイノベーションを導入することにより、技術力を社会や産業のニーズに結び付ける新たな教育モデルを開発することを目指すものです。SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9に貢献します。

(注)ファブラボ:Fabrication Laboratory。デジタル・ファブリケーション(パソコン制御のデジタル工作機器)を揃え、個人が自由な発想で様々なものづくりができる地域工房、および工房間の世界的なネットワーク。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ブータン王国
案件名 デジタルものづくり工房(ファブラボ)による技術教育・普及促進プロジェクト
実施予定期間 36ヵ月
実施機関 ブータン王立大学科学技術カレッジ
対象地域 プンツォリン
具体的事業内容(予定) 地域社会の課題解決や産業の活性化に資する新たな技術教育モデルを開発するため、ファブラボの設置、大学内外の連携促進、市民や学校へのプラットフォーム提供を行う。