エクアドル向けドル建て借款貸付契約の調印：送配電網の整備を通じ、再生可能エネルギー利用促進に貢献

国際協力機構（JICA）は、1月28日、キトにて、エクアドル政府との間で、「電源構成転換促進支援事業」を対象として7,000万米ドルを限度とするドル建て借款貸付契約（Loan Agreement: L/A）に調印しました。本事業は、米州開発銀行（IDB）との協調融資であり、エクアドル向けの借款は約20年ぶりの供与となります。

本事業は、送配電網の拡張・増強及び省エネルギー促進プログラムを実施することにより、再生可能エネルギーへのアクセス拡大及び安定的な電力供給、並びに省エネルギー化に向けた取り組みの促進を図るものです。当国のエネルギー構造転換の促進及び持続的な経済発展に寄与し、SDGs（持続可能な開発目標）ゴール7に貢献します。

事業の詳細は以下の通りです。

*調達国はIDBの加盟国に限定される。

2．事業実施機関
エネルギー・非再生天然資源省（Ministerio de Energía y Recursos Naturales No Renovables）
住所:　Av. República de El Salvador N36-64 y Suecia 170505, Quito, Ecuador
TEL：+593-2397-6000

3．今後の事業実施スケジュール（予定）
（1）事業の完成予定時期：2025年3月（全ての貸付実行の完了時をもって事業完成とする。）
（2）コンサルティング・サービス（詳細設計等）に係る招請状送付予定時期：2020年1月以降順次
（3）本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示：
調達パッケージ名：送配電網拡張・増強工事（Expansion and strengthening of the National Transmission/Distribution System）
予定時期：2020年2月