バングラデシュ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:持続的な河川管理技術の確立を支援

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2020年3月12日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月11日、ダッカにて、バングラデシュ人民共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「包括的河川管理に係る計画策定能力強化及び技術適応サイクル構築プロジェクト」(通称:Nodiプロジェクト(注))に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本案件は、同国の河川の特性に応じた河川管理を行うための知識・ノウハウの習得、包括的な河川整備・管理計画に関する策定手法の導入により、多様な河川に対する体系的な制御・計画管理方法の確立を図るものです。対象地域は、世界有数の大規模な網状河川であるジャムナ川、パドマ川、および南東部の中小急流河川です。SDGs(持続可能な開発目標)ゴール1、11、13に貢献します。

(注)「Nodi」はベンガル語で「川」を指す言葉。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 バングラデシュ人民共和国
案件名 包括的河川管理に係る計画策定能力強化及び技術適応サイクル構築プロジェクト
実施予定期間 48ヵ月
実施機関 バングラデシュ水資源開発庁
対象地域 ジャムナ川・パドマ川流域、マタムフリ川・カルナフリ川・サング川流域
具体的事業内容(予定) 以下の活動により水資源開発庁職員の能力強化を図る。
a) 実効性の高い河道制御方法を選定し、効率的に河川を管理するための知識・ツールの開発およびそれを用いた河川管理の実践
b) 河川ごとの包括的な河川整備・管理計画の策定手法の導入およびそれを用いた計画策定の実践