プレスリリース

ブラジル連邦共和国政府向け円借款契約の調印

〜水資源の乏しいブラジル東北部で飲料水供給を支援〜

新聞発表/2003-4
2003年4月30日

  1. 国際協力銀行(総裁:篠沢 恭助)は、本日、ブラジル連邦共和国政府との間で、ブラジル国家統合省が実施する「東北伯水資源開発事業」の所要資金として、総額35億9,500万円限度の円借款貸付契約を調印した。

  2. 本円借款は、ブラジル東北部において取水施設、浄水場、送水管等の上水道施設を整備するための土木工事、資機材調達、及びコンサルティングサービスに必要な資金を供与するものである。

  3. ブラジル東北部(約210万平方キロメートル、日本の約6倍)は国内で最も乾燥した地域で、不足しがちな水資源の効率的な用途配分(飲料、農業、産業等)を含め、適切な水資源開発・管理の必要性が非常に高い。ブラジル連邦政府は、東北部の半乾燥地域における安定的な水供給を目指して「連邦水資源管理事業(通称プロアグア)」を実施しており、流域単位の水資源利用に係る総合的な水資源管理体制の確立を目指すとともに、飲料水配分に必要な上水道施設の整備を進めている。本事業は、このプロアグアの一環として上水道施設の整備を行うものである。

  4. 第3回世界水フォーラムにおいて、水問題を優先課題とすることは世界的に喫緊とされており、2015年までに安全な飲料水を利用できない人口の割合を半減させるという国連ミレニアム目標等を達成するためには水供給及び衛生施設に対し莫大な投資が必要とされている。本事業はこうした世界的な水問題解決への取組強化に沿ったものである。

  5. また、ブラジル東北部に対しライフラインである上水施設を整備することは、同地方の生活水準の向上を通じてブラジル国内における地域間格差の緩和に寄与し、ひいてはブラジルの安定的な社会経済の成長に貢献するものと考えられる。

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