ケニアの岸田専門家、「千嘉代子賞」を受賞

「かまど」導入など、長年の国際協力活動に評価

2002年10月17日

国際協力事業団(JICA)から専門家としてケニアに派遣されている岸田袈裟(けさ)さん(59)が、財団法人 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」を受賞することになった。贈呈式は10月29日(火)13時30分から山形ビッグウイング(山形市平久保100)で行われる。

「千嘉代子賞」は、国際理解促進または国際文化交流への功績に対する賞で、1982年から毎年数名の受賞者が選定されている。岸田さんはJICAの保健医療分野の専門家として1994年から1998年までケニアで活動。2000年2月から再度同国の西ケニア州で、住民の生活改善のためにかまど、太陽熱利用、伝統的な薬草を利用して保健衛生指導や栄養改善などに当たっている。特に日本の技術を生かして導入した「かまど」の導入により、それまで生水を飲んでいた現地の人々が煮沸した水を飲むようになり、コレラや下痢の患者が大幅に減少するなどの効果が上がっている。

ソロプチミスト日本財団は、岸田さんの活動のうち、ケニアの女性の生活改善に貢献した点や、「かまど」などを通じて日本文化を広めた点などを評価し、今回の受賞となった。岸田さんは贈呈式に出席した翌日30日(水)に出身地である岩手県に帰省。盛岡農業高校と盛岡第四高校で現地の様子などについて講演を行うことになっている。