アルジェリア大地震 国際緊急援助隊追加派遣

専門家チームが12日に出発〜神戸の経験を伝える

2003年06月10日

がれきの山と化した町
アルジェリア北部で5月22日午前(現地時間21日午後)に発生した地震に対し、国際協力事業団(JICA)は日本政府の決定を受けて、建築物の耐震診断や土木・道路復旧などの専門家ら7人を現地に派遣する。アルジェリア地震に関し、日本からは既に救助チームと医療チーム(総勢81人)を派遣している。

同地震では、死者2266人、負傷者1万人超などの甚大な被害が出ており、建築物の被害状況の調査などについて、アルジェリア政府から専門家の派遣要請があった。専門家チームは建築物に対する地震被害の状況調査のほか、建築物の耐震工学にかかる助言や技術指導を行う。
専門家メンバーのうち、尾原勉氏、越山健治氏の2人は兵庫県関係者。緊急援助隊事務局では「阪神大震災の際にはアルジェリアからも救援テントが送られた。神戸から専門家を派遣することで、恩返しにもなる」と話している。

専門家チームは6月12日(木)21時55分発のエールフランス航空AF273便で現地に向かう。出発に先立ち、同日19時30分から成田空港第一ターミナルで結団式が行われる予定。19日に帰国する。

専門家チームの構成は以下のとおり。

アルジェリアにおける地震災害に対する国際緊急援助隊専門家チーム(7名)

団長
伊藤眞(外務省国際緊急援助室)

耐震診断・補強
齋藤大樹(独立行政法人 建築研究所)

耐震工学
犬飼瑞郎(国土交通省国土技術政策総合研究所)

土木・道路復旧
尾原勉(兵庫県県土整備部土木局道路建設課)

土木・都市復興
越山健治(阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター)

業務調整
大田孝治(JICA国際緊急援助隊事務局)

阪本真由美(JICA兵庫国際センター)