プレスリリース

大学との連携強化—JICA初、大学と連携協力協定締結—

帯広畜産大学

2005年02月10日

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国際協力機構(JICA)は2月10日(木)、国際協力事業の質的向上や援助人材の育成を目的として、帯広畜産大学と連携協力協定を締結した。JICAが大学と協力協定を結ぶのは初めて。

同日午前、JICA本部(渋谷区代々木)にて、緒方貞子・JICA理事長と鈴木直義・帯広畜産大学長が連携協力協定に署名した。協定期間は05年2月10日から5年間。具体的な年度ごとの活動については、双方で別途設置する事務局にて協議、決定することとしている。

これまでJICAと大学との協力関係は、特定の教官からJICAの事業に協力を得るなど個人との関係に基づくものが多かったが、協定締結により組織対組織の包括的なパートナーシップに発展させることが狙い。JICAから大学への講師派遣や人的交流など、双方の関心や活動を可能な範囲で適合させ、人材育成、研究協力、実践的活動を総合的に組み合わせて連携していく。

JICAは、大学が蓄積してきた知見を一層活用することで、国際協力事業の質的向上を図る一方、大学側には研究のフィールド拡大、国際協力の現場を教育の場として活用するなど、国際化促進のメリットがある。JICAはさらに、今回のような包括的な協力関係を通じて、全国にあるJICA国内機関と地元有力大学との結びつきを強化し、地方発の事業展開の活性化も目指す。

帯広畜産大学は、とくに畜産分野においてJICAのプロジェクト(モンゴル家畜感染症診断技術改善計画など)への協力や青年海外協力隊への参加など、数多くの実績がある。

JICAは今後、帯広畜産大学とのケースを先行例として、大学との効果的な連携のあり方を探ってゆく。